公開日2026年3月17日

青森県青森市の頭の形外来|おとファミリークリニック

おとファミリークリニック
川村 直人先生
2025年6月に青森県青森市に開院した「おとファミリークリニック」。助産師や管理栄養士が外来に関わる取り組みを行ったり、耳鼻咽喉科を併設するなど他のクリニックではあまり見かけない特色を持っています。院長である川村先生に頭の形外来を始めたきっかけや青森県におけるヘルメット治療について詳しくお話を伺いました。

この記事では、先生が日々の診療で大切にしている考え方を中心にご紹介します。

赤ちゃんの頭の形やヘルメット治療について詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

赤ちゃんの頭の形

赤ちゃんのヘルメット治療

先生のご経歴を教えてください

私は青森県の出身で、小さい頃、私自身が小児科にかかる機会があり、そこで出会った先生がとても優しく対応してくださったんです。その経験から小児科医への憧れを抱くようになりました。医師を志した当初から、小児科一本でやっていこうと決めていましたね。

弘前大学医学部医学科を卒業後は、青森県内の病院で新生児科に勤務してきました。私のキャリアのほとんどは新生児科での経験です。

開業したきっかけとクリニックの特徴を教えてください

2025年6月27日に「おとファミリークリニック」を開院しました。この「おと」という名前には、いくつかの意味が込められています。サウンドの「音」、私の名前「なおと」の「おと」、そして耳鼻咽喉科を英語でOtolaryngology(オトラリンゴロジー)と言うのですが、これも「おと」なんです。

クリニックの特徴は、小児科と耳鼻咽喉科を併設している点です。副院長である耳鼻咽喉科の医師は私の妻が務めています。一緒に運営することで、耳や鼻のことを含めて総合的に対応しやすい環境を整えています。

また、助産師や管理栄養士といったスペシャリストも雇用し、お子さんの成長に関わるサポートを充実させています。

青森市は地方都市であり、少子高齢化が進んでいます。それに伴い、開業している小児科の数も減ってきているんです。子どもの数は減っているものの、小児科の開業数がそれ以上に減少しているため、小児科を受診しづらくなっている現状がありました。

いわゆる「小児科難民」が増えていたんですね。この状況を何とかしなければと思い、開院を決意しました。

初診ではどのようなことを心がけていますか?

可能な限り丁寧な診察を心がけています。患者さんやご家族のお話をなるべく聞くことを意識しています。できる限り話を聞いて、しっかりと診察していきたいと思っています。

小児科と耳鼻咽喉科が併設されているため、診察の結果「これは耳鼻咽喉科の方が適切だな」という場合には、簡単に診療科を横断して対応できるのも当院の強みです。全国的に見ても、こういったクリニックは少ないのではないでしょうか。

頭の形外来を始めたきっかけを教えてください

開院にあたって、他のクリニックではできないような特色を持たせたいと考え、いろいろな情報を集めていました。助産師や管理栄養士が関わる外来もその一環だったのですが、さらに何かできないかと考えていたときに、頭の形外来のことを知りました。

開院準備中、埼玉など関東圏のクリニックで一般診療に携わる機会がありました。訪れた先の病院で頭の形外来をやっているところがあったんです。関東圏では比較的普及していて、探せばすぐに見つかる状態でした。

ところが、開業にあたって調べてみると、青森県ではヘルメット治療を行える医療機関がなかったんです。現在は当院を含めて数箇所ありますが、当時は県内でできないため県外まで行く方がいらっしゃると聞きました。自分が住んでいる地域でできなくて、他県まで行かなければいけない状況は良くないと思い、自分で調べて導入することにしたんです。

初診時の流れについて教えてください

頭の形が気になるというご相談は、予防接種や健診の時に出てくることもありますし、頭の形について相談したいということで来院される方もいらっしゃいます。現在は専用の外来枠を設けるのではなく、通常の診療の中で対応しています。

初診では、一般的な診察とノギスを使った頭の歪みの計測を行い、治療対象となるかどうかを判断します。ただし、最初からいきなり「ヘルメット治療を始めましょう」とは言いません。まずはタミータイムなどをお勧めして様子を見て、必要であれば治療することもあり得るというお話をしています。

予防法としては、向き癖をなるべく作らないことが大切です。現在はうつ伏せ寝は推奨されていないため、どうしても仰向けで寝ることが多くなります。それが原因で斜めに歪んだり、絶壁になったりすることがあるんです。タミータイムを取り入れたり、どちらか一方からだけ声をかけないようにするなど、いろいろな工夫があります。

初診を受ける月齢の目安を教えてください

最適な受診時期は、生後3〜4ヶ月頃です。この時期に来ていただければ、スムーズに診察を進めて4ヶ月頃から治療を始められ、効果が得られやすいと考えています。ただ、現状ではまだ認知が十分ではないため、6ヶ月頃に来られる方が多いです。当院では、効果が出やすい時期を逃さないよう、月齢に合わせてスピーディに診察を進めるようにしています。

3Dスキャンを使えば、実際のデータや数字をもって説明できるので、「治療適応がありますよ」や「それほど重症ではないので、治療しても大きな効果は認めないかもしれません」といったお話ができます。無理にヘルメット治療を勧めるということはせず、フラットな説明を心がけています。

親御さんの手間は確かにかかると思います。特に皮膚トラブルがないように、こまめに手入れをしてもらう必要があります。赤ちゃんのお世話だけでも大変なのに、さらにヘルメットの手入れも加わるのは大変だろうなと思うこともあります。

今後の取り組みを教えてください

青森県では、ヘルメット治療をしているお子さんをほとんど見かけません。今の保護者の方はインターネットで情報を手に入れることはできるのですが、いくら調べても「青森県ではどこもやっていない」という現実にぶつかってしまうんです。

小児科医の中でも、ヘルメット治療自体の認知がそこまで広まっていないのが現状です。

現在、クリニック内にポスターを貼っています。ホームページも間もなくリニューアルする予定で、そこで詳しい案内等公開できるようにする予定です。

地方都市だからといって、できないことが多すぎると、地域としての魅力が下がってしまうのではないかという思いもあって、頑張って新しい取り組みを取り入れています。少しずつでも状況を変えていければと思っています。

読者の方へのメッセージをお願いします

まずは気軽に相談していただければと思います。インターネットだけの情報では分かりづらく、不安だけが募ることも多いでしょう。そういったことを相談できる医療機関が青森県にはありますよ、ということをお伝えしたいです。

健診の時でも、予防接種の時でも、他の診療の際でも構いません。気になることがありましたら、何でも相談していただければと思います。

青森県 | 頭の形の相談・ヘルメット治療ができる医療機関一覧

ヘルメット治療について

治療の流れ

初診では、一般的な診察とノギスを使った頭の歪みの計測を行い、治療対象となるかどうかを判断します。

費用

詳細についてはお電話にてお問い合わせください

診察日時

日曜日・祝日以外(木・土曜日は8:45〜13:00)

予約

オンラインで予約を受け付けております。

相談窓口

017-766-5515

アクセス

電車・バスでお越しの方:西滝バス 下車 徒歩2分

お車でお越しの方:青森ICから車で約16分

公開日2026年3月17日

青森県青森市の頭の形外来|おとファミリークリニック

おとファミリークリニック
川村 直人先生
2025年6月に青森県青森市に開院した「おとファミリークリニック」。助産師や管理栄養士が外来に関わる取り組みを行ったり、耳鼻咽喉科を併設するなど他のクリニックではあまり見かけない特色を持っています。院長である川村先生に頭の形外来を始めたきっかけや青森県におけるヘルメット治療について詳しくお話を伺いました。

この記事では、先生が日々の診療で大切にしている考え方を中心にご紹介します。

赤ちゃんの頭の形やヘルメット治療について詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

赤ちゃんの頭の形

赤ちゃんのヘルメット治療

先生のご経歴を教えてください

私は青森県の出身で、小さい頃、私自身が小児科にかかる機会があり、そこで出会った先生がとても優しく対応してくださったんです。その経験から小児科医への憧れを抱くようになりました。医師を志した当初から、小児科一本でやっていこうと決めていましたね。

弘前大学医学部医学科を卒業後は、青森県内の病院で新生児科に勤務してきました。私のキャリアのほとんどは新生児科での経験です。

開業したきっかけとクリニックの特徴を教えてください

2025年6月27日に「おとファミリークリニック」を開院しました。この「おと」という名前には、いくつかの意味が込められています。サウンドの「音」、私の名前「なおと」の「おと」、そして耳鼻咽喉科を英語でOtolaryngology(オトラリンゴロジー)と言うのですが、これも「おと」なんです。

クリニックの特徴は、小児科と耳鼻咽喉科を併設している点です。副院長である耳鼻咽喉科の医師は私の妻が務めています。一緒に運営することで、耳や鼻のことを含めて総合的に対応しやすい環境を整えています。

また、助産師や管理栄養士といったスペシャリストも雇用し、お子さんの成長に関わるサポートを充実させています。

青森市は地方都市であり、少子高齢化が進んでいます。それに伴い、開業している小児科の数も減ってきているんです。子どもの数は減っているものの、小児科の開業数がそれ以上に減少しているため、小児科を受診しづらくなっている現状がありました。

いわゆる「小児科難民」が増えていたんですね。この状況を何とかしなければと思い、開院を決意しました。

初診ではどのようなことを心がけていますか?

可能な限り丁寧な診察を心がけています。患者さんやご家族のお話をなるべく聞くことを意識しています。できる限り話を聞いて、しっかりと診察していきたいと思っています。

小児科と耳鼻咽喉科が併設されているため、診察の結果「これは耳鼻咽喉科の方が適切だな」という場合には、簡単に診療科を横断して対応できるのも当院の強みです。全国的に見ても、こういったクリニックは少ないのではないでしょうか。

頭の形外来を始めたきっかけを教えてください

開院にあたって、他のクリニックではできないような特色を持たせたいと考え、いろいろな情報を集めていました。助産師や管理栄養士が関わる外来もその一環だったのですが、さらに何かできないかと考えていたときに、頭の形外来のことを知りました。

開院準備中、埼玉など関東圏のクリニックで一般診療に携わる機会がありました。訪れた先の病院で頭の形外来をやっているところがあったんです。関東圏では比較的普及していて、探せばすぐに見つかる状態でした。

ところが、開業にあたって調べてみると、青森県ではヘルメット治療を行える医療機関がなかったんです。現在は当院を含めて数箇所ありますが、当時は県内でできないため県外まで行く方がいらっしゃると聞きました。自分が住んでいる地域でできなくて、他県まで行かなければいけない状況は良くないと思い、自分で調べて導入することにしたんです。

初診時の流れについて教えてください

頭の形が気になるというご相談は、予防接種や健診の時に出てくることもありますし、頭の形について相談したいということで来院される方もいらっしゃいます。現在は専用の外来枠を設けるのではなく、通常の診療の中で対応しています。

初診では、一般的な診察とノギスを使った頭の歪みの計測を行い、治療対象となるかどうかを判断します。ただし、最初からいきなり「ヘルメット治療を始めましょう」とは言いません。まずはタミータイムなどをお勧めして様子を見て、必要であれば治療することもあり得るというお話をしています。

予防法としては、向き癖をなるべく作らないことが大切です。現在はうつ伏せ寝は推奨されていないため、どうしても仰向けで寝ることが多くなります。それが原因で斜めに歪んだり、絶壁になったりすることがあるんです。タミータイムを取り入れたり、どちらか一方からだけ声をかけないようにするなど、いろいろな工夫があります。

初診を受ける月齢の目安を教えてください

最適な受診時期は、生後3〜4ヶ月頃です。この時期に来ていただければ、スムーズに診察を進めて4ヶ月頃から治療を始められ、効果が得られやすいと考えています。ただ、現状ではまだ認知が十分ではないため、6ヶ月頃に来られる方が多いです。当院では、効果が出やすい時期を逃さないよう、月齢に合わせてスピーディに診察を進めるようにしています。

3Dスキャンを使えば、実際のデータや数字をもって説明できるので、「治療適応がありますよ」や「それほど重症ではないので、治療しても大きな効果は認めないかもしれません」といったお話ができます。無理にヘルメット治療を勧めるということはせず、フラットな説明を心がけています。

親御さんの手間は確かにかかると思います。特に皮膚トラブルがないように、こまめに手入れをしてもらう必要があります。赤ちゃんのお世話だけでも大変なのに、さらにヘルメットの手入れも加わるのは大変だろうなと思うこともあります。

今後の取り組みを教えてください

青森県では、ヘルメット治療をしているお子さんをほとんど見かけません。今の保護者の方はインターネットで情報を手に入れることはできるのですが、いくら調べても「青森県ではどこもやっていない」という現実にぶつかってしまうんです。

小児科医の中でも、ヘルメット治療自体の認知がそこまで広まっていないのが現状です。

現在、クリニック内にポスターを貼っています。ホームページも間もなくリニューアルする予定で、そこで詳しい案内等公開できるようにする予定です。

地方都市だからといって、できないことが多すぎると、地域としての魅力が下がってしまうのではないかという思いもあって、頑張って新しい取り組みを取り入れています。少しずつでも状況を変えていければと思っています。

読者の方へのメッセージをお願いします

まずは気軽に相談していただければと思います。インターネットだけの情報では分かりづらく、不安だけが募ることも多いでしょう。そういったことを相談できる医療機関が青森県にはありますよ、ということをお伝えしたいです。

健診の時でも、予防接種の時でも、他の診療の際でも構いません。気になることがありましたら、何でも相談していただければと思います。

青森県 | 頭の形の相談・ヘルメット治療ができる医療機関一覧

ヘルメット治療について

治療の流れ

初診では、一般的な診察とノギスを使った頭の歪みの計測を行い、治療対象となるかどうかを判断します。

費用

詳細についてはお電話にてお問い合わせください

診察日時

日曜日・祝日以外(木・土曜日は8:45〜13:00)

予約

オンラインで予約を受け付けております。

相談窓口

017-766-5515

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電車・バスでお越しの方: 西滝バス 下車 徒歩2分

お車でお越しの方: 青森ICから車で約16分

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