医療従事者の方へ
ヘルメット治療の導入をご検討されている方へ
ヘルメット治療の対象となる中等度以上の頭のゆがみを持つ赤ちゃんは、日本全国におよそ25万人ほどいるといわれています。 しかし、治療を提供できているのはそのうちの約2%程度です。 「治療を受けたくても受けられる病院がない」 「治療が高額だから断念した」 そのような患者様がいるのが現状です。住む場所や環境にかかわらず、あらゆる人に最適な治療を提供したい。そんな想いで開発したのが、頭蓋形状矯正ヘルメット「ベビーバンド」です。ヘルメット治療の導入に少しでもご興味がございましたら、まずはお問合せください。
治療効果に関する研究
高い治療効果
2015年の米国の研究にて、1,531人の赤ちゃんがヘルメット治療をおこない、1,454人(95.0%)が頭蓋矯正に成功(正常な数値に改善)※1
重度のゆがみは自然に改善しづらい
2021年の日本の研究にて、重度の斜頭症の赤ちゃんの約7割が2ヶ月の自然経過では改善しないという研究結果※2 一方でヘルメット治療を行った、重度の斜頭症の赤ちゃんは、自然経過よりも2ヶ月でゆがみ度合いが約3倍改善
顔面変形の改善
2021年の日本の研究にて、重度の斜頭症の赤ちゃんの約7割が2ヶ月の自然経過では改善しないという研究結果※3 一方でヘルメット治療を行った、重度の斜頭症の赤ちゃんは、自然経過よりも2ヶ月でゆがみ度合いが約3倍改善
治療開始時期と矯正効果
2013年の米国の研究にて、ヘルメット治療による斜頭症の矯正効果は、赤ちゃんの月齢が上がるにつれて低下※4
- ・矯正効果は生後32週で生後20週未満の半分以下
- ・生後32週後から矯正効果は比較的一定で推移
※1 Effectiveness of Conservative Therapy and Helmet Therapy for Positional Cranial Deformation. Steinberg et al; Plastic and Reconstructive Surgery; March 2015 ※2 Noto, Takanori, et al. "Natural-Course Evaluation of Infants with Positional Severe Plagiocephaly Using a Three-Dimensional Scanner in Japan: Comparison with Those Who Received Cranial Helmet Therapy."Journal of Clinical Medicine 10.16 (2021): 3531. ※3 Felix Kunz, et al. “Head orthosis therapy in positional plagiocephaly: longitudinal 3D-investigation of long-term outcomes, compared with untreated infants and with a control group” European Journal of Orthodontics, Volume 41, Issue 1, February 2019 ※4 Seruya M, Oh AK, Taylor JH, et al. Helmet treatment of deformational plagiocephaly: the relationship between age at initiation and rate of correction. Plast Reconstr Surg. 2013
ベビーバンドの特徴
赤ちゃんとご家族が負担なく治療を受けられるように設計・開発された、日本製の頭蓋形状矯正ヘルメットです。 ヘルメット治療は、赤ちゃんが月齢の低い時期に2〜6ヶ月にわたって治療をおこなうため、赤ちゃんと親御さんのあらゆる負担をいかに軽くできるかが治療の肝になります。 そこでベビーバンドは、高度なテクノロジーを用いて、人間工学の観点からより効率よく的確に治療が可能なヘルメットを開発しました。 治療を受けたいと思った人が、誰でも難なく受けられるように。 ヘルメット治療をおこなっている新生児科、小児科、脳神経外科の医師に日々助言をいただきながら開発を続けています。
販売名:ベビーバンド3 一般的名称:頭蓋形状矯正ヘルメット 医療機器承認番号:30500BZX00071000
一人ひとりの頭のかたちに合せた完全オーダーメイド
一人ひとりの頭をスキャンし、3Dプリンタを用いて、ヘルメットもクッションも完全オーダーメイドで設計・製造します。
治療効果と快適さを両立
ヘルメット内部の低反発クッションは、頭にかかる圧力を分散し、肌が圧迫されることを防ぎます。 適度なクッション性で装着時のズレを防ぎ、ヘルメットを正しい位置で固定し、効果を高めます。
赤ちゃんの肌への負担を軽減
ヘルメット全体・クッションに小さな通気孔を配置。通気性を高め、快適な状態を維持します。クッションには天然繊維を採用し、敏感な赤ちゃんを肌トラブルから守ります。また丸洗いできることで清潔に保てます。
ヘルメット治療導入の流れ
ヘルメット治療導入の際には、独自の研修プログラムによるトレーニング、必要機材の手配、治療開始後のサポートなど、 スムーズに治療導入ができる万全の体制が整っております。 また独自のデータ管理システムで、患者さんのアプリと連携しながら、治療を可視化して進めることができます。
お打合せ
ベビーバンドのご紹介
製品導入に関するご説明
導入に向けた準備
契約締結
必要機材の手配
データ管理システムへの登録
オペレーションの構築
必要機材の設置
研修プログラムの実施
治療開始
3Dデータ作成支援
治療データ分析支援
トラブル時の迅速なサポート