公開日2025年5月20日

赤ちゃんも家族も気軽に通えるがんこクリニック ららぽーと福岡のヘルメット治療の取り組みと坂口先生の思い

がんこクリニック ららぽーと福岡
坂口 恭平先生
「がんこクリニック ららぽーと福岡」は一人でも親子三世代でも来れるクリニックを目指して、地域の住人の健康を守っています。“よろず相談所”のように幅広く診療を行う中で、ヘルメット治療を開始しました。今回は院長の坂口先生に、小児科を目指されたきっかけやクリニックの特徴、ヘルメット治療についてお話を伺いました。

先生のご経歴について簡単に教えていただけますか?

佐賀大学を卒業後、長崎大学で研修医をし、そのまま長崎大学の小児科に入局しました。そこで専門医を取得し、その後退職して、2024年からがんこクリニックに入職し、現在に至ります。


医師を志されたきっかけや、小児科を専門にされた理由を教えてください。

父が小児科医として地元で開業しており、その姿を見て自然と医師を志すようになりました。小児科医を専門にしようと思ったのは、もともと父が小児科医だったということもありますし、研修医として実際に子どもを診るようになって、やっぱり子どもが好きだと実感したからです。


小児科をやっていてよかったなと思った瞬間はありますか?

ありますね。大学病院で白血病の子どもを診ていた時のことが印象に残っています。5歳くらいの女の子で、最初は、辛くて泣きっぱなしだったんですが、1ヶ月2ヶ月と入院していくうちに、その子が入院生活に慣れていくんですね。

最初は僕が担当するのを嫌がっていて、別の先生の方がいいって言っていたんですが、3ヶ月経つ頃には、「坂口先生じゃなきゃ嫌だ」って言ってくれるようになっていて。それがすごく嬉しかったですね。

主治医ではなかったですが、ずっとそばで支えていたので、信頼関係が築けたのかなと感じました。このことは、本当に心に残っていますね。


先生が目指しているクリニックのかたちについて教えていただけますか?

理想としては、三世代で気軽に通えるようなクリニックにしたいと思っています。家族みんなが、それぞれの悩みを相談できるような場所です。

当院は「がんこクリニック ららぽーと福岡」という別院で、「がんこクリニック」という本院があるんですが、そちらが“よろず診療所”を目指しているんですね。当院も、そういった形にできればと考えています。

また、個人的には地域の子どもたちを長く見守っていきたいという思いもあります。体調が悪い時だけでなく、ちょっと遊びに来るくらいの気軽な気持ちで来てもらえる、そんな場所にしたいんです。


クリニックの中でこだわっている場所や工夫されている点はありますか?

まず、おもちゃですね。以前はコロナの影響で置いていなかったんですが、就任してから、おもちゃがあった方がいいなと思っていくつか導入しました。

診察室にもフィギュアをたくさん置いています。僕はゲームが好きで、特にスプラトゥーンが大好きなんです。子どもたちにも人気がありますから、診察中の会話のきっかけにもなっています。


診察時に先生が特に心がけていることはありますか?

子どもが話したことをちゃんと信じてあげる、というのが一番大切にしていることですね。子どもって、何かあると「痛い」と言うことが多いんですが、それに対して親御さんが「痛くないでしょ」とか「大げさだよ」と言ってしまうこともあります。でも、その子どもの言葉を否定せず、「本当に痛いんだね」と受け止めるようにしています。

また、診察ではできるだけ子ども本人に話しかけるようにしています。親御さんが代わりに答えてくれることも多いですが、それでもまずは子どもに質問する。基本は「子どもが主役」というスタンスを大切にしています。


ヘルメット治療を始められたきっかけは何だったんですか?

小児科医のメールグループがあったんですが、ヘルメット治療の話題が出て、そのときヘルメット治療を行っている先生が色々と治療について話してくださいました。単に「治す」だけでなく、なぜその頭の形になったのかという背景を探ることにも関心を持たれていて、そのような姿勢に刺激を受けました。僕自身も、健診の場などで頭の形に関する相談を受けることが非常に多かったので、ヘルメット治療を取り入れてみようと決断しました。


実際に治療を始めてみて、どんな印象をお持ちですか?

治療の効果が分かりやすいですね。しかも、アプリでデータを患者さんと共有もできるので、治療の進捗を説明しやすいのも良いです。関心を持つ方が増えてきた印象です。満足度も高いように感じます。


治療を受けるご家族にとって、大変だなと感じる部分はどんなところですか?

大変なのは、皮膚トラブルだと思いますね。お子さんの肌がデリケートなので、長時間ヘルメットを装着することで蒸れたり、かぶれたりといった問題が起こることがあります。


初診時の流れを教えていただけますか?

まずは肉眼で頭の形を確認します。斜頭や短頭傾向があるかどうか、ざっくりと分類してお話しします。そのうえで「今からスキャン撮影を行って、適応があるかを確認しますね」とお伝えし、実際に使用しているベビーバンドをお見せしながら説明します。

撮影が終わったら、解析に30分ほど時間がかかるので、その間はららぽーと内でショッピングを楽しんでもらったり、カフェでひと息ついていただいたりしています。遠方からお越しの方も多いので、ちょっとした休憩にもなります。

その後、再度クリニックに戻っていただいて、スキャンデータを印刷して結果をご説明し、今後の治療方針をお話します。


予約についてはどうされていますか?

ヘルメット治療に関しては、ネット予約は受け付けておらず、お電話で予約をお願いしています。


最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

お子様の頭の形について悩まれている方は、医療機関にご相談ください。診療ではもちろん、頭の形だけでなく他のご相談にも対応可能です。ご家族連れにも便利な立地で、フットワーク軽く受診できる環境づくりを心がけていますので、まずは気軽にお越しください。


ヘルメット治療について

治療の流れ

まずは肉眼で頭の形を確認します。 その後、撮影を行って、適応があるかを確認します。 スキャンデータを印刷して結果をご説明し、今後の治療方針をお話します。

費用

33万円(税込)

診察日時

毎週木曜日

予約

お電話にて予約を受け付けております。

相談窓口

092-558-6371

アクセス

電車・バスでお越しの方: ららぽーと福岡(バス)から徒歩1分 JR・西鉄バス:西口から入りにしエレベーターで4階へ

お車でお越しの方: 自家用車:午前10時まで:北立体駐車場1階に駐車      午前10時以降:北立体駐車場3階に駐車

公開日2025年5月20日

赤ちゃんも家族も気軽に通えるがんこクリニック ららぽーと福岡のヘルメット治療の取り組みと坂口先生の思い

がんこクリニック ららぽーと福岡
坂口 恭平先生
「がんこクリニック ららぽーと福岡」は一人でも親子三世代でも来れるクリニックを目指して、地域の住人の健康を守っています。“よろず相談所”のように幅広く診療を行う中で、ヘルメット治療を開始しました。今回は院長の坂口先生に、小児科を目指されたきっかけやクリニックの特徴、ヘルメット治療についてお話を伺いました。

先生のご経歴について簡単に教えていただけますか?

佐賀大学を卒業後、長崎大学で研修医をし、そのまま長崎大学の小児科に入局しました。そこで専門医を取得し、その後退職して、2024年からがんこクリニックに入職し、現在に至ります。


医師を志されたきっかけや、小児科を専門にされた理由を教えてください。

父が小児科医として地元で開業しており、その姿を見て自然と医師を志すようになりました。小児科医を専門にしようと思ったのは、もともと父が小児科医だったということもありますし、研修医として実際に子どもを診るようになって、やっぱり子どもが好きだと実感したからです。


小児科をやっていてよかったなと思った瞬間はありますか?

ありますね。大学病院で白血病の子どもを診ていた時のことが印象に残っています。5歳くらいの女の子で、最初は、辛くて泣きっぱなしだったんですが、1ヶ月2ヶ月と入院していくうちに、その子が入院生活に慣れていくんですね。

最初は僕が担当するのを嫌がっていて、別の先生の方がいいって言っていたんですが、3ヶ月経つ頃には、「坂口先生じゃなきゃ嫌だ」って言ってくれるようになっていて。それがすごく嬉しかったですね。

主治医ではなかったですが、ずっとそばで支えていたので、信頼関係が築けたのかなと感じました。このことは、本当に心に残っていますね。


先生が目指しているクリニックのかたちについて教えていただけますか?

理想としては、三世代で気軽に通えるようなクリニックにしたいと思っています。家族みんなが、それぞれの悩みを相談できるような場所です。

当院は「がんこクリニック ららぽーと福岡」という別院で、「がんこクリニック」という本院があるんですが、そちらが“よろず診療所”を目指しているんですね。当院も、そういった形にできればと考えています。

また、個人的には地域の子どもたちを長く見守っていきたいという思いもあります。体調が悪い時だけでなく、ちょっと遊びに来るくらいの気軽な気持ちで来てもらえる、そんな場所にしたいんです。


クリニックの中でこだわっている場所や工夫されている点はありますか?

まず、おもちゃですね。以前はコロナの影響で置いていなかったんですが、就任してから、おもちゃがあった方がいいなと思っていくつか導入しました。

診察室にもフィギュアをたくさん置いています。僕はゲームが好きで、特にスプラトゥーンが大好きなんです。子どもたちにも人気がありますから、診察中の会話のきっかけにもなっています。


診察時に先生が特に心がけていることはありますか?

子どもが話したことをちゃんと信じてあげる、というのが一番大切にしていることですね。子どもって、何かあると「痛い」と言うことが多いんですが、それに対して親御さんが「痛くないでしょ」とか「大げさだよ」と言ってしまうこともあります。でも、その子どもの言葉を否定せず、「本当に痛いんだね」と受け止めるようにしています。

また、診察ではできるだけ子ども本人に話しかけるようにしています。親御さんが代わりに答えてくれることも多いですが、それでもまずは子どもに質問する。基本は「子どもが主役」というスタンスを大切にしています。


ヘルメット治療を始められたきっかけは何だったんですか?

小児科医のメールグループがあったんですが、ヘルメット治療の話題が出て、そのときヘルメット治療を行っている先生が色々と治療について話してくださいました。単に「治す」だけでなく、なぜその頭の形になったのかという背景を探ることにも関心を持たれていて、そのような姿勢に刺激を受けました。僕自身も、健診の場などで頭の形に関する相談を受けることが非常に多かったので、ヘルメット治療を取り入れてみようと決断しました。


実際に治療を始めてみて、どんな印象をお持ちですか?

治療の効果が分かりやすいですね。しかも、アプリでデータを患者さんと共有もできるので、治療の進捗を説明しやすいのも良いです。関心を持つ方が増えてきた印象です。満足度も高いように感じます。


治療を受けるご家族にとって、大変だなと感じる部分はどんなところですか?

大変なのは、皮膚トラブルだと思いますね。お子さんの肌がデリケートなので、長時間ヘルメットを装着することで蒸れたり、かぶれたりといった問題が起こることがあります。


初診時の流れを教えていただけますか?

まずは肉眼で頭の形を確認します。斜頭や短頭傾向があるかどうか、ざっくりと分類してお話しします。そのうえで「今からスキャン撮影を行って、適応があるかを確認しますね」とお伝えし、実際に使用しているベビーバンドをお見せしながら説明します。

撮影が終わったら、解析に30分ほど時間がかかるので、その間はららぽーと内でショッピングを楽しんでもらったり、カフェでひと息ついていただいたりしています。遠方からお越しの方も多いので、ちょっとした休憩にもなります。

その後、再度クリニックに戻っていただいて、スキャンデータを印刷して結果をご説明し、今後の治療方針をお話します。


予約についてはどうされていますか?

ヘルメット治療に関しては、ネット予約は受け付けておらず、お電話で予約をお願いしています。


最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

お子様の頭の形について悩まれている方は、医療機関にご相談ください。診療ではもちろん、頭の形だけでなく他のご相談にも対応可能です。ご家族連れにも便利な立地で、フットワーク軽く受診できる環境づくりを心がけていますので、まずは気軽にお越しください。


ヘルメット治療について

治療の流れ

まずは肉眼で頭の形を確認します。 その後、撮影を行って、適応があるかを確認します。 スキャンデータを印刷して結果をご説明し、今後の治療方針をお話します。

費用

33万円(税込)

診察日時

毎週木曜日

予約

お電話にて予約を受け付けております。

相談窓口

092-558-6371

アクセス

電車・バスでお越しの方: ららぽーと福岡(バス)から徒歩1分 JR・西鉄バス:西口から入りにしエレベーターで4階へ

お車でお越しの方: 自家用車:午前10時まで:北立体駐車場1階に駐車      午前10時以降:北立体駐車場3階に駐車