公開日2026年5月20日

愛知県名古屋市の頭のかたち外来|JCHO中京病院

JCHO中京病院
安田 彩子先生
名古屋市南部の中核を担う急性期総合病院、JCHO中京病院。24時間365日体制の救命救急センターを設置し、愛知県重症外傷センターにも指定されています。多くの患者様を受け入れる同院で、頭のかたち外来を担当する安田彩子先生に、外来を始めたきっかけや診療についてお話を伺いました。

この記事では、先生が日々の診療で大切にしている考え方を中心にご紹介します。

赤ちゃんの頭の形やヘルメット治療について詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

赤ちゃんの頭の形

赤ちゃんのヘルメット治療

病院の特徴を教えてください

当院は名古屋市南部の中核を担う急性期総合病院です。特に救急・高度医療・専門領域における診療体制に強みを持っており、24時間365日体制の救命救急センターを設置しています。2025年8月には「愛知県重症外傷センター」に指定されました。

小児診療については、小児科・小児循環器科に加え、外科系のさまざまな診療科が小児の手術にも積極的に対応しているのが特徴です。やけどや形成外科的な処置など、子どもを幅広く受け入れる病院として機能しています。子どもの手術に対応できる病院は決して多くないため、そういった意味でも地域における役割は大きいと感じています。

そして2026年1月、新病棟への移転を機に、小児科・小児循環器科・術後の小児患者が同じフロアに集まる「小児専用フロア」が誕生しました。病棟のドアにもかわいらしいデザインを施し、子どもや付き添いのご家族にとって少しでも快適に過ごしていただける空間づくりを目指しています。

頭のかたち外来を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

頭のかたち外来を開設したきっかけは、学会でヘルメット治療のブースに立ち寄り、その説明を受けて興味を持ったことです。

それまでも乳児健診の場で、頭のかたちに関する相談は多く、頭の歪みを気にされている親御さんは少なくありませんでした。これまでは、枕の工夫や向き癖の改善、タミータイム(うつ伏せ練習)の導入といった生活指導の範囲で対応してきました。

ヘルメット治療自体には、講演などを通じて情報を得ていたため、以前から関心がありました。学会で実際にヘルメットを見た際、「これなら赤ちゃんも嫌がらずにかぶってくれそうだ」と感じたことが、外来開設への大きな決め手となりました。

実際に外来を始めてみていかがですか

実際に初診で外来にいらっしゃる患者様は月に数人程度ですが、乳児健診の場では、頭のかたちに関する相談が増えているという印象を強く受けています。

具体的に言うと、健診のときには、毎回必ず少なくとも1〜2人の保護者の方から、頭のかたちについて心配や質問が出ます。最近では、「3人に1人はわが子の頭のかたちを気にしている」というお話も聞かれるようになりました。これは、以前と比べて、赤ちゃんの頭のかたちの問題や、早く対応することの重要性といった情報が、世の中のお父さんお母さんに広く知られるようになってきたからだと考えています。

このように広く知られるようになってきたのは、頭の歪み(位置的頭蓋変形症など)が、ただ見た目の問題ではなく、眼窩・耳位置の左右差等に影響するかもしれないということが、世間に伝わった結果だと思います。親御さんの関心と健康への意識が高まっているということですね。

当院では、初診のご相談は保険診療で対応しています。まずは相談だけで受診される患者様も多いですが、頭のレントゲンと3Dスキャンを保険診療の範囲内で行い、結果をお伝えしています。「思ったよりも軽症で安心した」と帰られるケースもありますし、重症と判断された場合はヘルメット治療をお勧めしています。

外来を始めてみて印象的だったのは、頭のかたちの変化を実感するまでのスピードでした。1ヶ月ほどで頭のかたちの変化を感じられるケースもあり、想像していたより早いと感じました。生活指導でも変化は見られるものの、ヘルメット治療ではより早く改善が見られると感じています。

また、親御さんたちが本当に真面目に取り組んでくださることにも感動しています。1日23時間という装着時間をきっちり守ってくださる方がほとんどで、「こんなにちゃんとかぶせられるのか」と驚きました。子どもも意外と嫌がらず、親御さんも根気強く続けてくださるからこそ、改善が見られるのだと思います。

皮膚トラブルについても、夏の汗をかく時期に開始した患者さんでも、ほとんどトラブルは起きていません。

初診時の流れを教えてください

まず、ヘルメット治療について説明書を用いて詳細にご説明します。

その間に、スタッフが3Dスキャン撮影を実施し、データは解析機関へ送られます。並行して、病的な変形でないかを検査するため、頭部のレントゲン撮影も行います。

頭の歪みの重症度に関する解析結果が出次第、レントゲン結果と合わせてご説明し、ヘルメット治療の実施についてご相談します。

治療をその場で希望される場合はすぐにヘルメットを発注します。ご家族で検討されたい場合は、改めてご来院いただくための予備の外来枠を設けています。

読者の方へのメッセージをお願いします

ヘルメット治療は、お子様の頭のかたちを改善するための効果的な方法として、多くのご家族に選ばれています。

私たち医療従事者も、ヘルメット治療は装着方法や時間をしっかりとお守りいただければ、目に見える改善が期待できる治療法であると日々実感しております。治療を通じて、お子様の頭のかたちが整っていく様子を見ることは、私たちにとっても大きな喜びです。

お子様の頭のかたちについてご心配な点や、ヘルメット治療にご興味がある場合は、まずお気軽にご相談ください。当院では、初診のご相談は保険診療となります。

初診時には、頭のかたちの評価や、ヘルメット治療の適応、治療の流れ、期待できる効果などについて、小児科専門医が詳しくご説明いたします。ご不明な点や不安な点も、この機会にすべてご質問いただけます。

お子様の健やかな成長のためにも、もし頭のかたちが気になった場合は、迷わずお電話にてご予約ください。早期に専門医にご相談いただくことで、より良いタイミングで治療を開始できる可能性が高まります。

愛知県 | 頭の形の相談・ヘルメット治療ができる医療機関一覧

ヘルメット治療について

治療の流れ

初診時はヘルメット治療について説明書を用いて詳細にご説明。 スタッフが3Dスキャン撮影を実施し、並行して、頭部のレントゲン撮影も行います。 解析結果が出次第、レントゲン結果と合わせてご説明し、ヘルメット治療の実施についてご相談します。 治療をその場で希望される場合はすぐにヘルメットを発注します。

費用

33万円(税込)

診察日時

火曜日 14:00〜、14:30〜 当日に治療を悩まれた場合は、木曜日の午後にも予備の外来枠を設けています。

予約

電話にて予約を受け付けております。(平日10時~16時)

相談窓口

052-691-7151

アクセス

電車・バスでお越しの方:中京病院 下車 徒歩約3分

お車でお越しの方:木場ICから車で約5分

公開日2026年5月20日

愛知県名古屋市の頭のかたち外来|JCHO中京病院

JCHO中京病院
安田 彩子先生
名古屋市南部の中核を担う急性期総合病院、JCHO中京病院。24時間365日体制の救命救急センターを設置し、愛知県重症外傷センターにも指定されています。多くの患者様を受け入れる同院で、頭のかたち外来を担当する安田彩子先生に、外来を始めたきっかけや診療についてお話を伺いました。

この記事では、先生が日々の診療で大切にしている考え方を中心にご紹介します。

赤ちゃんの頭の形やヘルメット治療について詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

赤ちゃんの頭の形

赤ちゃんのヘルメット治療

病院の特徴を教えてください

当院は名古屋市南部の中核を担う急性期総合病院です。特に救急・高度医療・専門領域における診療体制に強みを持っており、24時間365日体制の救命救急センターを設置しています。2025年8月には「愛知県重症外傷センター」に指定されました。

小児診療については、小児科・小児循環器科に加え、外科系のさまざまな診療科が小児の手術にも積極的に対応しているのが特徴です。やけどや形成外科的な処置など、子どもを幅広く受け入れる病院として機能しています。子どもの手術に対応できる病院は決して多くないため、そういった意味でも地域における役割は大きいと感じています。

そして2026年1月、新病棟への移転を機に、小児科・小児循環器科・術後の小児患者が同じフロアに集まる「小児専用フロア」が誕生しました。病棟のドアにもかわいらしいデザインを施し、子どもや付き添いのご家族にとって少しでも快適に過ごしていただける空間づくりを目指しています。

頭のかたち外来を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

頭のかたち外来を開設したきっかけは、学会でヘルメット治療のブースに立ち寄り、その説明を受けて興味を持ったことです。

それまでも乳児健診の場で、頭のかたちに関する相談は多く、頭の歪みを気にされている親御さんは少なくありませんでした。これまでは、枕の工夫や向き癖の改善、タミータイム(うつ伏せ練習)の導入といった生活指導の範囲で対応してきました。

ヘルメット治療自体には、講演などを通じて情報を得ていたため、以前から関心がありました。学会で実際にヘルメットを見た際、「これなら赤ちゃんも嫌がらずにかぶってくれそうだ」と感じたことが、外来開設への大きな決め手となりました。

実際に外来を始めてみていかがですか

実際に初診で外来にいらっしゃる患者様は月に数人程度ですが、乳児健診の場では、頭のかたちに関する相談が増えているという印象を強く受けています。

具体的に言うと、健診のときには、毎回必ず少なくとも1〜2人の保護者の方から、頭のかたちについて心配や質問が出ます。最近では、「3人に1人はわが子の頭のかたちを気にしている」というお話も聞かれるようになりました。これは、以前と比べて、赤ちゃんの頭のかたちの問題や、早く対応することの重要性といった情報が、世の中のお父さんお母さんに広く知られるようになってきたからだと考えています。

このように広く知られるようになってきたのは、頭の歪み(位置的頭蓋変形症など)が、ただ見た目の問題ではなく、眼窩・耳位置の左右差等に影響するかもしれないということが、世間に伝わった結果だと思います。親御さんの関心と健康への意識が高まっているということですね。

当院では、初診のご相談は保険診療で対応しています。まずは相談だけで受診される患者様も多いですが、頭のレントゲンと3Dスキャンを保険診療の範囲内で行い、結果をお伝えしています。「思ったよりも軽症で安心した」と帰られるケースもありますし、重症と判断された場合はヘルメット治療をお勧めしています。

外来を始めてみて印象的だったのは、頭のかたちの変化を実感するまでのスピードでした。1ヶ月ほどで頭のかたちの変化を感じられるケースもあり、想像していたより早いと感じました。生活指導でも変化は見られるものの、ヘルメット治療ではより早く改善が見られると感じています。

また、親御さんたちが本当に真面目に取り組んでくださることにも感動しています。1日23時間という装着時間をきっちり守ってくださる方がほとんどで、「こんなにちゃんとかぶせられるのか」と驚きました。子どもも意外と嫌がらず、親御さんも根気強く続けてくださるからこそ、改善が見られるのだと思います。

皮膚トラブルについても、夏の汗をかく時期に開始した患者さんでも、ほとんどトラブルは起きていません。

初診時の流れを教えてください

まず、ヘルメット治療について説明書を用いて詳細にご説明します。

その間に、スタッフが3Dスキャン撮影を実施し、データは解析機関へ送られます。並行して、病的な変形でないかを検査するため、頭部のレントゲン撮影も行います。

頭の歪みの重症度に関する解析結果が出次第、レントゲン結果と合わせてご説明し、ヘルメット治療の実施についてご相談します。

治療をその場で希望される場合はすぐにヘルメットを発注します。ご家族で検討されたい場合は、改めてご来院いただくための予備の外来枠を設けています。

読者の方へのメッセージをお願いします

ヘルメット治療は、お子様の頭のかたちを改善するための効果的な方法として、多くのご家族に選ばれています。

私たち医療従事者も、ヘルメット治療は装着方法や時間をしっかりとお守りいただければ、目に見える改善が期待できる治療法であると日々実感しております。治療を通じて、お子様の頭のかたちが整っていく様子を見ることは、私たちにとっても大きな喜びです。

お子様の頭のかたちについてご心配な点や、ヘルメット治療にご興味がある場合は、まずお気軽にご相談ください。当院では、初診のご相談は保険診療となります。

初診時には、頭のかたちの評価や、ヘルメット治療の適応、治療の流れ、期待できる効果などについて、小児科専門医が詳しくご説明いたします。ご不明な点や不安な点も、この機会にすべてご質問いただけます。

お子様の健やかな成長のためにも、もし頭のかたちが気になった場合は、迷わずお電話にてご予約ください。早期に専門医にご相談いただくことで、より良いタイミングで治療を開始できる可能性が高まります。

愛知県 | 頭の形の相談・ヘルメット治療ができる医療機関一覧

ヘルメット治療について

治療の流れ

初診時はヘルメット治療について説明書を用いて詳細にご説明。 スタッフが3Dスキャン撮影を実施し、並行して、頭部のレントゲン撮影も行います。 解析結果が出次第、レントゲン結果と合わせてご説明し、ヘルメット治療の実施についてご相談します。 治療をその場で希望される場合はすぐにヘルメットを発注します。

費用

33万円(税込)

診察日時

火曜日 14:00〜、14:30〜 当日に治療を悩まれた場合は、木曜日の午後にも予備の外来枠を設けています。

予約

電話にて予約を受け付けております。(平日10時~16時)

相談窓口

052-691-7151

アクセス

電車・バスでお越しの方: 中京病院 下車 徒歩約3分

お車でお越しの方: 木場ICから車で約5分

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