公開日2025年5月27日

「3Dスキャンで安心相談」LeMonこどもクリニックの頭のかたち外来

LeMonこどもクリニック
平手 佑典先生
「LeMonこどもクリニック」はお子さんの元気と成長を支えるクリニックとして、幅広い健康課題に対応できるよう、便秘外来、こどもの体重外来、夜尿症外来、心臓外来、頭のかたち外来などの専門外来を充実させ、適切な治療を提供する体制を整えています。今回は院長の平手先生に、小児外科を目指されたきっかけやクリニックの特徴、ヘルメット治療についてお話を伺いました。

ご経歴についてお聞かせください。

名古屋市立大学を卒業後、東京にある河北総合病院で初期研修を行いました。その後、地元の愛知県に戻り、安城厚生病院で3年間勤務しました。

河北総合病院に戻って専門医を取得し、その後、LeMonおとなとこどものクリニックで1年間勤務しました。その経験を経て、今回お声がけをいただき、LeMonこどもクリニックの院長を務めることになりました。


医師を志されたきっかけや小児科を選ばれた理由を教えてください。

最初は外科に興味がありました。手術をする医師の姿がかっこいいと思って、進路を決めたのがきっかけです。高校生の頃、進路を真剣に考え始めた時期でしたね。

研修の中で小児科に触れる機会があり、「これはいいな」と感じたのが最初です。うまく言葉にするのは難しいのですが、やる意味の大きさを感じました。


どんなクリニックを目指していらっしゃいますか?

「かかりつけ医」として、トータルで診療できるクリニックを目指しています。アレルギーや便秘、頭の形の相談、さらには心理発達に関することまで、できるだけ当院で完結できるようにしたいと思っています。


クリニックの特徴や工夫している点を教えてください。

院内は感染と非感染でエリアを分けていて、建物も円形に近い珍しい構造になっています。たとえば、予防接種や頭の形が気になるお子さんは非感染エリアでお待ちいただき、風邪など感染症のあるお子さんは別のエリアでお待ちいただくようにしています。

時間予約制を導入しているため、待ち時間も比較的少なく済むと思います。予防接種は決まった時間帯だけでなく、診療時間中であれば朝一番や夕方などにも対応しています。

また、LINEを使った予約システムも導入しており、予約がしやすくなっています。駐車場は10台分あり、クリニックの目の前にあるのでアクセスも便利です。診察室の扉も広く、双子用のベビーカーでもそのまま入室できます。土曜日の午後も診療を行っており、日曜・祝日以外は診察が可能です。


診察時に心がけていることは?

患者さんが「わからないまま帰ってしまった」とか、「これを聞けばよかった」と後悔のないよう、診察の最後には必ず「他に気になることはありませんか?」と確認するようにしています。不安をできる限りその場で解消してあげたいと思っています。


ヘルメット治療を始められたきっかけについて教えてください。

乳児健診の際に、頭の形について相談される機会がとても多くなってきたことが大きなきっかけです。以前は寝返りを始めれば自然に良くなると教わっていたのですが、実際には重症例は自然に改善されないケースが多いと分かってきました。

そのことに気づいてから、自分でもそのように指導してしまっていた過去を見直し、まずは相談できる場を提供したいと考えるようになりました。かかりつけ医の範囲で相談・治療ができる場所があればいいなと思い、頭の形外来を始めました。

勉強を進めていく中で、適切に対応すれば改善できることがわかってきたのも、導入を決めた理由です。


初診の流れについて教えてください。

当院では、まずLINEで空き時間を確認して予約を取っていただく形になっています。ご来院いただいたら、最初に「いつ頃から気になり始めたのか」「何がきっかけだったのか」といったお話を伺います。ご希望があればカメラでスキャンを行っています。2か月児の場合は、タミータイム(うつ伏せ遊び)などの指導を行い、首が座る前後の適切なタイミングでスキャンの予約を入れるようにしています。スキャンは約30分で結果が出ますので、その間は院内でお待ちいただき、その日のうちにご説明を行っています。ただし、後日の説明も可能です。遠方から来られる方も多いため、なるべく一度で完結できるように心がけています。

カメラでの撮影はどのように行いますか?

撮影時は、お母さんに中央に座っていただき、赤ちゃんを抱っこしてもらいます。私がぐるりと周りを回りながら撮影を行い、看護師が横でおもちゃやiPadなどを使って赤ちゃんの注意を引いてくれます。撮影自体はおよそ5分程度で終わります。

初診時の撮影は基本的に私が担当しています。その後の1か月、2か月後の経過観察では、看護師が撮影を行うこともありますが、私自身が写真を確認しながら診断しています。


ヘルメット治療中のご相談はどんなものがありますか?

治療中、親御さんから寄せられるご相談は「ヘルメットがずれてしまう」といったものです。一方で、「着けたがらない」「泣いて嫌がる」といった悩みはほとんどありません。

当院では空き枠があればいつでもご相談いただける体制を整えています。

さらに、当院ではLINEでのご相談も受け付けています。

チャット形式で気軽にやり取りができるため、ご家族の安心にもつながっていると感じています。


読者の皆さまへメッセージをお願いします。

赤ちゃんの頭の形について気になり始めた方がいらっしゃれば、ぜひ気軽に相談にいらしてください。当院では、3Dスキャンによる計測を無料で行っており、とりあえずデータだけ見てみたいという方でも歓迎しております。スキャンしてみて、治療が必要かどうかを一緒に判断していきましょう。

私は基本的にヘルメット治療を強くおすすめするタイプではありません。必要な方にだけ丁寧にご案内するというスタンスを大切にしています。

頭の形の治療はタイミングがとても重要です。遅れるよりは、生後4か月ごろに一度来ていただければ、アドバイスもしやすく選択肢の幅も広がります。

ちょっと気になるなと思ったときに、安心して相談できる場所としてこのクリニックを活用していただけたら嬉しいです。



ヘルメット治療について

治療の流れ

問診後、ご希望に応じてカメラでスキャンを行います。 スキャンは約30分で結果が出ますので、 院内でお待ちいただき、ご説明を行っています。

費用

33万円(税込)

診察日時

月、火、水曜日 午前・午後

予約

LINEからいつでもご予約いただけます。

相談窓口

048-242-3805

アクセス

電車・バスでお越しの方: 埼京線「北戸田駅」より徒歩10分

お車でお越しの方: コンビニと隣接した敷地内に駐車スペース(10台分)と駐輪スペースを完備

公開日2025年5月27日

「3Dスキャンで安心相談」LeMonこどもクリニックの頭のかたち外来

LeMonこどもクリニック
平手 佑典先生
「LeMonこどもクリニック」はお子さんの元気と成長を支えるクリニックとして、幅広い健康課題に対応できるよう、便秘外来、こどもの体重外来、夜尿症外来、心臓外来、頭のかたち外来などの専門外来を充実させ、適切な治療を提供する体制を整えています。今回は院長の平手先生に、小児外科を目指されたきっかけやクリニックの特徴、ヘルメット治療についてお話を伺いました。

ご経歴についてお聞かせください。

名古屋市立大学を卒業後、東京にある河北総合病院で初期研修を行いました。その後、地元の愛知県に戻り、安城厚生病院で3年間勤務しました。

河北総合病院に戻って専門医を取得し、その後、LeMonおとなとこどものクリニックで1年間勤務しました。その経験を経て、今回お声がけをいただき、LeMonこどもクリニックの院長を務めることになりました。


医師を志されたきっかけや小児科を選ばれた理由を教えてください。

最初は外科に興味がありました。手術をする医師の姿がかっこいいと思って、進路を決めたのがきっかけです。高校生の頃、進路を真剣に考え始めた時期でしたね。

研修の中で小児科に触れる機会があり、「これはいいな」と感じたのが最初です。うまく言葉にするのは難しいのですが、やる意味の大きさを感じました。


どんなクリニックを目指していらっしゃいますか?

「かかりつけ医」として、トータルで診療できるクリニックを目指しています。アレルギーや便秘、頭の形の相談、さらには心理発達に関することまで、できるだけ当院で完結できるようにしたいと思っています。


クリニックの特徴や工夫している点を教えてください。

院内は感染と非感染でエリアを分けていて、建物も円形に近い珍しい構造になっています。たとえば、予防接種や頭の形が気になるお子さんは非感染エリアでお待ちいただき、風邪など感染症のあるお子さんは別のエリアでお待ちいただくようにしています。

時間予約制を導入しているため、待ち時間も比較的少なく済むと思います。予防接種は決まった時間帯だけでなく、診療時間中であれば朝一番や夕方などにも対応しています。

また、LINEを使った予約システムも導入しており、予約がしやすくなっています。駐車場は10台分あり、クリニックの目の前にあるのでアクセスも便利です。診察室の扉も広く、双子用のベビーカーでもそのまま入室できます。土曜日の午後も診療を行っており、日曜・祝日以外は診察が可能です。


診察時に心がけていることは?

患者さんが「わからないまま帰ってしまった」とか、「これを聞けばよかった」と後悔のないよう、診察の最後には必ず「他に気になることはありませんか?」と確認するようにしています。不安をできる限りその場で解消してあげたいと思っています。


ヘルメット治療を始められたきっかけについて教えてください。

乳児健診の際に、頭の形について相談される機会がとても多くなってきたことが大きなきっかけです。以前は寝返りを始めれば自然に良くなると教わっていたのですが、実際には重症例は自然に改善されないケースが多いと分かってきました。

そのことに気づいてから、自分でもそのように指導してしまっていた過去を見直し、まずは相談できる場を提供したいと考えるようになりました。かかりつけ医の範囲で相談・治療ができる場所があればいいなと思い、頭の形外来を始めました。

勉強を進めていく中で、適切に対応すれば改善できることがわかってきたのも、導入を決めた理由です。


初診の流れについて教えてください。

当院では、まずLINEで空き時間を確認して予約を取っていただく形になっています。ご来院いただいたら、最初に「いつ頃から気になり始めたのか」「何がきっかけだったのか」といったお話を伺います。ご希望があればカメラでスキャンを行っています。2か月児の場合は、タミータイム(うつ伏せ遊び)などの指導を行い、首が座る前後の適切なタイミングでスキャンの予約を入れるようにしています。スキャンは約30分で結果が出ますので、その間は院内でお待ちいただき、その日のうちにご説明を行っています。ただし、後日の説明も可能です。遠方から来られる方も多いため、なるべく一度で完結できるように心がけています。

カメラでの撮影はどのように行いますか?

撮影時は、お母さんに中央に座っていただき、赤ちゃんを抱っこしてもらいます。私がぐるりと周りを回りながら撮影を行い、看護師が横でおもちゃやiPadなどを使って赤ちゃんの注意を引いてくれます。撮影自体はおよそ5分程度で終わります。

初診時の撮影は基本的に私が担当しています。その後の1か月、2か月後の経過観察では、看護師が撮影を行うこともありますが、私自身が写真を確認しながら診断しています。


ヘルメット治療中のご相談はどんなものがありますか?

治療中、親御さんから寄せられるご相談は「ヘルメットがずれてしまう」といったものです。一方で、「着けたがらない」「泣いて嫌がる」といった悩みはほとんどありません。

当院では空き枠があればいつでもご相談いただける体制を整えています。

さらに、当院ではLINEでのご相談も受け付けています。

チャット形式で気軽にやり取りができるため、ご家族の安心にもつながっていると感じています。


読者の皆さまへメッセージをお願いします。

赤ちゃんの頭の形について気になり始めた方がいらっしゃれば、ぜひ気軽に相談にいらしてください。当院では、3Dスキャンによる計測を無料で行っており、とりあえずデータだけ見てみたいという方でも歓迎しております。スキャンしてみて、治療が必要かどうかを一緒に判断していきましょう。

私は基本的にヘルメット治療を強くおすすめするタイプではありません。必要な方にだけ丁寧にご案内するというスタンスを大切にしています。

頭の形の治療はタイミングがとても重要です。遅れるよりは、生後4か月ごろに一度来ていただければ、アドバイスもしやすく選択肢の幅も広がります。

ちょっと気になるなと思ったときに、安心して相談できる場所としてこのクリニックを活用していただけたら嬉しいです。



ヘルメット治療について

治療の流れ

問診後、ご希望に応じてカメラでスキャンを行います。 スキャンは約30分で結果が出ますので、 院内でお待ちいただき、ご説明を行っています。

費用

33万円(税込)

診察日時

月、火、水曜日 午前・午後

予約

LINEからいつでもご予約いただけます。

相談窓口

048-242-3805

アクセス

電車・バスでお越しの方: 埼京線「北戸田駅」より徒歩10分

お車でお越しの方: コンビニと隣接した敷地内に駐車スペース(10台分)と駐輪スペースを完備