公開日2026年1月8日
神奈川県相模原市の赤ちゃんの頭の形を相談できる外来|にしさここどもクリニック

この記事では、先生が日々の診療で大切にしている考え方を中心にご紹介します。
赤ちゃんの頭の形やヘルメット治療に関する基本的な情報は、別記事でご覧いただけます。
先生のご経歴を教えていただけますか
1999年に聖マリアンナ医科大学を卒業し、当初は麻酔科に進み、主に手術などを受けられる患者さんの麻酔、全身管理を行っておりました。2010年より麻酔管理に加えて患者さんを直接診療する機会を増やすために、札幌市の手稲渓仁会病院に勤務しました。手稲渓仁会病院は麻酔科医が主体的にICU(集中治療室)の患者さんを管理している病院で、10年間集中治療と手術麻酔等の診療を行っておりました。同時に重症なお子さんの集中治療管理や、小児心臓外科の術後管理などの診療を行う機会にも恵まれ、小児科診療への興味を持つようになりました。2019年に先代である兄が亡くなり、このクリニックを引き継ぎ、地域の小児科診療行いたいという気持ちが芽生えました。そのために麻酔、集中治療から離れ、2020年から小児科の研修を行いました。集中治療と小児科診療はともに幅広く全身の病気の診察が必要となることや感染症が多いことなど、多くの親和性を感じ、ますます小児科診療に惹かれました。2022年に地元に戻り当院での診療を開始し、多くのお子さん、ご家族と接しているうちに今ではすっかり小児科診療の楽しさに夢中になっております。
医師を目指したきっかけを教えてください
父が産婦人科医師であり、親戚にも医師が多く、自然と医療に接する機会が多かったことが医師をめざしたきっかけになっていると思います。大学に入学し、当初から周産期医療に興味を持っておりましたが、その時の麻酔科教授が当時まだ少なかった産科麻酔(無痛分娩などし妊娠、分娩に関する麻酔)の専門家であり、より強く周産期医療を目指すようになりました。
クリニックについて教えてください
産婦人科医である父が「西迫産婦人科医院」(現在のレディースクリニック)を開院したのが1975年になります。父が亡くなった後、現在のレディースクリニックの院長である兄、西迫潤が引き継ぎました。2000年に小児科医である兄、西迫真が隣ににしさここどもクリニックを開院しました。2022年より前述のような流れで、私が引き継いでおります。
クリニックのこだわりはありますか
現在のクリニックが建ったのが2011年になります。前院長である兄が「病院らしくない、自宅にいるような親しみやすい空間」「冒険できるような空間」をコンセプトに設計しました。
医療施設独特の冷たい空間によって通院の抵抗感が出てしまうお子さんも多いと思います。抵抗感をなるべく減らすように、随所に木材の温もりを感じる造りになっております。設計は病院を専門とした方ではなく、南欧風建築を得意とした一般建築の設計事務所の方に依頼し、病院建築の経験がある建築会社とのコラボレーションでこの建物が完成しました。
診察で心がけていることはありますか
当クリニックでは、発熱や風邪症状などの感染症のお子さんが最も多く、次いで、肌のトラブルやぜんそくなどを含むアレルギー症状のお子さんが多く来院されます。
どうしても「まず、検査」、「まず、薬」となりがちですが、なぜ検査が必要なのか、その結果によって何を変えていくのか、そして、なぜそのお薬を飲む必要があるのか、副作用も含めてなるべくていねいにお話しするようにしております。
発熱やお咳などの症状でお困りの場合は、必ず次の受診の目安をお話ししたうえで、必要であれば次の予約を取っております。
ヘルメット治療をはじめたきっかけは何ですか
併設のレディースクリニックで生まれたお子さんの退院時診察と1か月健診も私が担当しておりますが、健診時にご家族から頭の形に関する相談を多く受ける様になりました。
以前は小児科医の中でも頭の形の変形に対する診察の共通認識が無く、私自身もご家族の心配ごとにお応えすることができませんでした。それをきっかけに頭の形に関した診療に関して調べ始めました。
その中で治療効果がとても高いヘルメットによる治療法があることが分かりました。現在は健診においても、頭の形に関する困り事を抱えたご家族様に治療の選択肢を含め説明しております。
診療の流れを教えてください
まず、レディースクリニックで出生された赤ちゃんの1か月健診時に全員のお子さんにタミータイム(うつ伏せ時間)のやり方を説明し、注意点も含めてお話しするようにしております。
当院は基本的にはネット予約制なのですが、あたまのかたち外来のみ電話で予約していただくようにしております。まず、最初の外来でお話と診察、場合によっては簡単な計測まで行い、ヘルメット治療のご希望がある場合に主に水曜日の外来を予約し、そこでヘルメット治療の目的の3D計測を行うという流れです。
おおよそ2週間後にヘルメットの装着を行い、その後はおおよそ1か月毎に定期受診で3D撮影を行い、治療経過を確認していきます。同時に専用のアプリを使ってご家族と治療効果を共有できます。
受診のタイミングを教えてください
月齢が低いほど介入できる選択肢が増えますので、なるべく早い方がよいです。月齢1か月で来ていただいても、まずは相談やタミータイムの指導から始められますので、早くて困ることはありません。
今後は、患者さんの相談窓口として、気軽に相談ができ、気になる方には計測まで行い、必要に応じて治療を行うことを目指しています。
読者の方へメッセージをお願いします
頭の形の相談に関わらず、わかりやすく説明するためのパンフレットを準備しておりますので、どんなことでもご相談ください。多くの患者さんが待っていると相談を遠慮される方も多いのですが、別の機会に説明する機会を作る努力をしています。
今後は、私以外のスタッフも含めて、説明ができる体制を増やしていきたいと考えています。育児に関することなども含めて、どんな相談でもお気軽にお話しください。
ヘルメット治療について
治療の流れ
初診では、頭の変形について診察を行い、重症度の高いお子さんでは頭の3D撮影時に歪みの程度をお伝えします。 ご希望の場合はヘルメット治療に進みます。
費用
35万円(税込)
診察日時
主に水曜日 (完全予約制)
予約
初回はお電話にてご予約ください。
相談窓口

アクセス
電車・バスでお越しの方: 電車でお越しの方 JR横浜線・相模線・京王線「橋本駅」より 北口:神奈川中央バス「三ヶ木行き」:「原宿」下車 南口:神奈川中央バス「原宿5丁目行き」終点下車
お車でお越しの方: 国道16号より津久井街道(国道413号)を津久井方面に約3km、原宿交差点を左折
