公開日2025年2月14日

赤ちゃんの頭のゆがみが気になる?三品先生に聞く原因と対策

みしなこどもクリニック
三品 瞳先生
「みしなこどもクリニック」は小児科の一般診療や健診を含むプライマリーケアなど、幅広い医療を提供し、地域に根ざした一次医療機関としての役割を担っています。また、赤ちゃん相談外来の一環として、むきぐせ、頭の形の相談を受け付けています。今回は院長の三品先生に、クリニックの特徴や思い、ヘルメット治療について詳しくお話を伺いました。

先生のこれまでのご経歴についてお聞かせいただけますか?

京都出身で、卒業大学は滋賀医科大学です。滋賀の大学に通っていました。研修は高槻病院などの系列病院で行いました。私は臨床研修が必修化された初年度の世代でした。そのため、大学に残らずさまざまな病院で研修を受ける学生が多かったと思います。私もその流れに乗って、初期研修を外部で受けました。開業したのは2013年です。


開業されたきっかけは何かあったのでしょうか?

子育てをしながら病院勤務を続けることが難しく感じたことがきっかけです。仕事と家庭を両立するためには、開業という選択肢が必要だと思いました。もともといずれは開業したいと考えていましたが、家族や主人に協力してもらい、何とか実現することができました。

どのようなクリニックを目指していますか?

みしなこどもクリニック 内観

幅広い分野をカバーできるクリニックを目指しました。小児科の一般診療や健診を含むプライマリーケアを提供し、地域に根ざした一次医療機関としての役割を担いたいと考えました。近隣の住民の方々が何かあったときに気軽に相談できる窓口になりたいと思っております。

クリニックの特徴や工夫されている点について教えてください。

診察室を個室として設けている点が特徴です。診察室兼待合室として患者様をご案内し、その個室内で診察から会計まで完結するスタイルを採用しています。混雑時は共用の待合室をご利用いただく場合もありますが、できる限り患者様同士の接触を避ける環境を整えています。

また、看護師によるケアをとても重視しています。現状では医師は私一人で診療しているため看護師やスタッフが私の代わりに全力でサポートしてくれており、問診や生活指導などを丁寧に行い、私に代わって患者様の不安や疑問に対応しています。もちろん、看護師が聞き取った内容は必ず私に伝えられるようにしていますので、なんでもご相談ください。

診察時に心がけていることを教えてください。

患者様が表向きの症状、例えば咳や鼻水、下痢などのために来院された場合でも、その背後にある本当の不安や原因を掘り下げて聞き取るよう努めています。「この症状の裏に何か大きな問題が隠れていないか」「本当に心配されているのは別の部分ではないか」といったことを念頭に置きながら、丁寧にお話を伺っています。

また、病院という場所が敷居の高いものであるという印象を少しでも和らげ、気軽にお話しいただける窓口としての役割を果たしたいと考えています。その一環として、看護師や助産師、管理栄養士との連携を強化して、患者様の色々なお悩みに対応できる体制を整えています。

頭の形を診るようになったきっかけは何ですか?

向き癖に関する相談が増えてきたことがきっかけです。診察をしている中で、小さなお子さんの斜頭や向き癖が多いと感じるようになり、自分なりに調べてみたところ、ヘルメット治療という方法があることを知りました。この治療によってお子さんの頭の形が改善され、お母様やお父様が安心して子育てをできるようになればと思いました。できるだけアクセスしやすい形で、小児科クリニックでこの治療に取り組める環境を整えられればと思い、始めました。

ヘルメット治療の効果を教えてください。

ベビーバンドは短期間で効果が出る点が特徴的で、多くの親御さんから「すごく良くなった」と喜びの声をいただいています。「やって良かった」と言っていただけることが多く、治療に取り組む意義を強く感じています。

ヘルメット治療における親御さんの負担はどんなものがありますか?

親御さんにとって最も大変なのは、赤ちゃんをクリニックに連れてくることですね。以前のヘルメットは調整に多くの時間を割かなければならず診療の時間も長くかかりましたが、現在取り扱っているベビーバンドは調整やクッションの洗浄なども簡単で、お母様やお父様にとって非常に使いやすいと感じます。通気性にも優れていて赤ちゃんのスキントラブルが少なくなっており、初期には肌が擦れて赤みが出る場合もありますが、補助のスポンジを活用することでそのようなトラブルも減少しています。この点は治療を提供する側としても、大変助かっています。

初診の流れを教えてください。

初診では、親御さんのご希望に基づき進めていきます。まずは赤ちゃんの頭の形を診察し、必要に応じて写真撮影やスキャンを行います。その後、頭の形を矯正するためにヘルメットを使用するか、それ以外の方法を検討するかを親御さんと一緒に決めます。

ヘルメットを使用した治療を希望される場合には、事前に脳神経外科などで骨や頭蓋内の異常がないかCTスキャンなどの検査を受けていただき、安全性を確認した上で治療を進めます。一方で、ヘルメットを使用したくないという場合には、ポジショニングや理学療法的な対策を提案し、向き癖の改善を目指します。

予約方法を教えてください。

予約は基本的に電話で承っております。相談についても、お電話でご連絡いただければ対応いたします。

読者の方へのメッセージ

頭の形に関するお悩みは親御さんにとって大きな不安要素かもしれませんが、現在ではさまざまな治療法があり、選択肢も広がっています。当クリニックでも相談から治療まで一貫して対応できる環境を整えておりますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。通いやすさや治療期間などの条件に基づいて、ご自身に合った医療機関を選んでいただければと思います。また、治療が終わった後でも、姿勢や筋肉の緊張などについて気になる点があれば、いつでも相談に来ていただければと思います。

ヘルメット治療について

治療の流れ

まずは赤ちゃんの頭の形を診察し、必要に応じて写真撮影やスキャンを行います。 ヘルメットを使用した治療を希望される場合には、脳神経外科などで骨や頭蓋内の異常がないか検査を受けていただき、治療を進めます。

費用

38.5万円(税込)

診察日時

火曜日

予約

電話でご予約を承っています。

相談窓口

072-629-7572

アクセス

電車・バスでお越しの方: JR茨木駅より徒歩12分 阪急茨木市駅より徒歩12分

お車でお越しの方: 立命館茨木キャンパスから 茨木松ケ本線を東に800m、 小川町の市民体育館の信号を北に50m

公開日2025年2月14日

赤ちゃんの頭のゆがみが気になる?三品先生に聞く原因と対策

みしなこどもクリニック
三品 瞳先生
「みしなこどもクリニック」は小児科の一般診療や健診を含むプライマリーケアなど、幅広い医療を提供し、地域に根ざした一次医療機関としての役割を担っています。また、赤ちゃん相談外来の一環として、むきぐせ、頭の形の相談を受け付けています。今回は院長の三品先生に、クリニックの特徴や思い、ヘルメット治療について詳しくお話を伺いました。

先生のこれまでのご経歴についてお聞かせいただけますか?

京都出身で、卒業大学は滋賀医科大学です。滋賀の大学に通っていました。研修は高槻病院などの系列病院で行いました。私は臨床研修が必修化された初年度の世代でした。そのため、大学に残らずさまざまな病院で研修を受ける学生が多かったと思います。私もその流れに乗って、初期研修を外部で受けました。開業したのは2013年です。


開業されたきっかけは何かあったのでしょうか?

子育てをしながら病院勤務を続けることが難しく感じたことがきっかけです。仕事と家庭を両立するためには、開業という選択肢が必要だと思いました。もともといずれは開業したいと考えていましたが、家族や主人に協力してもらい、何とか実現することができました。

どのようなクリニックを目指していますか?

みしなこどもクリニック 内観

幅広い分野をカバーできるクリニックを目指しました。小児科の一般診療や健診を含むプライマリーケアを提供し、地域に根ざした一次医療機関としての役割を担いたいと考えました。近隣の住民の方々が何かあったときに気軽に相談できる窓口になりたいと思っております。

クリニックの特徴や工夫されている点について教えてください。

診察室を個室として設けている点が特徴です。診察室兼待合室として患者様をご案内し、その個室内で診察から会計まで完結するスタイルを採用しています。混雑時は共用の待合室をご利用いただく場合もありますが、できる限り患者様同士の接触を避ける環境を整えています。

また、看護師によるケアをとても重視しています。現状では医師は私一人で診療しているため看護師やスタッフが私の代わりに全力でサポートしてくれており、問診や生活指導などを丁寧に行い、私に代わって患者様の不安や疑問に対応しています。もちろん、看護師が聞き取った内容は必ず私に伝えられるようにしていますので、なんでもご相談ください。

診察時に心がけていることを教えてください。

患者様が表向きの症状、例えば咳や鼻水、下痢などのために来院された場合でも、その背後にある本当の不安や原因を掘り下げて聞き取るよう努めています。「この症状の裏に何か大きな問題が隠れていないか」「本当に心配されているのは別の部分ではないか」といったことを念頭に置きながら、丁寧にお話を伺っています。

また、病院という場所が敷居の高いものであるという印象を少しでも和らげ、気軽にお話しいただける窓口としての役割を果たしたいと考えています。その一環として、看護師や助産師、管理栄養士との連携を強化して、患者様の色々なお悩みに対応できる体制を整えています。

頭の形を診るようになったきっかけは何ですか?

向き癖に関する相談が増えてきたことがきっかけです。診察をしている中で、小さなお子さんの斜頭や向き癖が多いと感じるようになり、自分なりに調べてみたところ、ヘルメット治療という方法があることを知りました。この治療によってお子さんの頭の形が改善され、お母様やお父様が安心して子育てをできるようになればと思いました。できるだけアクセスしやすい形で、小児科クリニックでこの治療に取り組める環境を整えられればと思い、始めました。

ヘルメット治療の効果を教えてください。

ベビーバンドは短期間で効果が出る点が特徴的で、多くの親御さんから「すごく良くなった」と喜びの声をいただいています。「やって良かった」と言っていただけることが多く、治療に取り組む意義を強く感じています。

ヘルメット治療における親御さんの負担はどんなものがありますか?

親御さんにとって最も大変なのは、赤ちゃんをクリニックに連れてくることですね。以前のヘルメットは調整に多くの時間を割かなければならず診療の時間も長くかかりましたが、現在取り扱っているベビーバンドは調整やクッションの洗浄なども簡単で、お母様やお父様にとって非常に使いやすいと感じます。通気性にも優れていて赤ちゃんのスキントラブルが少なくなっており、初期には肌が擦れて赤みが出る場合もありますが、補助のスポンジを活用することでそのようなトラブルも減少しています。この点は治療を提供する側としても、大変助かっています。

初診の流れを教えてください。

初診では、親御さんのご希望に基づき進めていきます。まずは赤ちゃんの頭の形を診察し、必要に応じて写真撮影やスキャンを行います。その後、頭の形を矯正するためにヘルメットを使用するか、それ以外の方法を検討するかを親御さんと一緒に決めます。

ヘルメットを使用した治療を希望される場合には、事前に脳神経外科などで骨や頭蓋内の異常がないかCTスキャンなどの検査を受けていただき、安全性を確認した上で治療を進めます。一方で、ヘルメットを使用したくないという場合には、ポジショニングや理学療法的な対策を提案し、向き癖の改善を目指します。

予約方法を教えてください。

予約は基本的に電話で承っております。相談についても、お電話でご連絡いただければ対応いたします。

読者の方へのメッセージ

頭の形に関するお悩みは親御さんにとって大きな不安要素かもしれませんが、現在ではさまざまな治療法があり、選択肢も広がっています。当クリニックでも相談から治療まで一貫して対応できる環境を整えておりますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。通いやすさや治療期間などの条件に基づいて、ご自身に合った医療機関を選んでいただければと思います。また、治療が終わった後でも、姿勢や筋肉の緊張などについて気になる点があれば、いつでも相談に来ていただければと思います。

ヘルメット治療について

治療の流れ

まずは赤ちゃんの頭の形を診察し、必要に応じて写真撮影やスキャンを行います。 ヘルメットを使用した治療を希望される場合には、脳神経外科などで骨や頭蓋内の異常がないか検査を受けていただき、治療を進めます。

費用

38.5万円(税込)

診察日時

火曜日

予約

電話でご予約を承っています。

相談窓口

072-629-7572

アクセス

電車・バスでお越しの方: JR茨木駅より徒歩12分 阪急茨木市駅より徒歩12分

お車でお越しの方: 立命館茨木キャンパスから 茨木松ケ本線を東に800m、 小川町の市民体育館の信号を北に50m