公開日2025年8月18日

「また行きたい」と思えるクリニックの頭のかたち外来とは?開業15年の小児科医が大切にする地域医療

くどう小児科クリニック
工藤 弘志先生
「くどう小児科クリニック」は、地域の子どもたちの成長をあたたかく見守りながら、親御さんが安心して過ごせる空間づくりを大切にしています。お子さまにも親御さんにも寄り添った診療を心がける工藤院長に、小児科への想いや、クリニックの取り組み、ヘルメット治療についてお話を伺いました。

先生のご経歴を教えていただけますか

熊本大学医学部を卒業後、同大学の小児科医局に所属し、地域の関連病院での診療を経験しました。そのなかで、荒尾市民病院(現在の荒尾市立有明医療センター)で小児科医が医局から引き上げることになり、「小児科がなくなるのは困る」という地域の声が上がったことをきっかけに、開業を決意しました。千葉県出身ではありますが、熊本で開業したのが2010年。地域の皆さんに支えられ、おかげさまで今年で15年目を迎えます。

小児科を選んだ理由はありますか

子どもの頃は体が弱く、よく病院に通ったり、入院することもありました。そんなとき、いつも寄り添ってくれたのが小児科の先生でした。不安な中でかけてもらった言葉や、やさしい笑顔に何度も救われた経験が、「自分もこんなふうに誰かを支えられる医師になりたい」という思いにつながり、小児科医を志すきっかけになりました。

どんなクリニックを目指していますか

開業にあたって大切にしたのは、「子どもにとって優しいクリニック」であることでした 。病院が怖い場所ではなく、「また行きたいな」と思ってもらえるような、あたたかい雰囲気づくりを心がけています。親御さんにも安心していただけるよう、わかりやすい言葉で丁寧にご説明し、納得して帰っていただけるよう努めています。

クリニックのこだわりを教えてください

院内の空間づくりには特にこだわり、子どもたちがリラックスして過ごせる雰囲気を大切にしています。猫やうさぎなど 、親しみやすい動物のモチーフをあちこちに取り入れ、知育玩具も設置することで、病院らしさを和らげ、「また行きたい」と思ってもらえるような場所を目指しました。設計で特にこだわったのは、できるだけ多くの個室を確保することでした。小児科では感染症対策が欠かせないうえ、保育園などで同じクラスのお子さん同士が鉢合わせしないよう、プライバシーにも配慮しています。回遊式の動線を取り入れ、カーテンで仕切ることで最大10か 所ほどの個室を確保できるようにしました。診察では、子どもたちとのちょっとした会話を大切にしています。 「こんにちは」「ご飯食べてきた?」「今日はどう?」 といった 声かけを通して、人見知りのお子さんでも少しずつ安心してもらえるよう心がけています。また、親御さんにも「家では遊んでいますか?」「食欲はありますか?」などの質問を通して、診察だけ では見えにくい日常の様子を把握するよう努めています。

頭のかたち外来を始めたきっかけは何ですか

以前から、頭のかたちが気になるというご相談は多く、中には久留米まで治療に通おうと考えているご家庭もありました。「自分のクリニックでも対応できれば、親御さんの負担を少しでも減らせるのでは」と思っていたところ、小児科学会でベ ビーバンドの展示を見かけました。 通院のしやすさだけでなく、地域の皆さんにも提供しやすい治療法と考え、導入を決めました。実際に情報発信を始めると、お電話をいただくようになり、受 診される方も増えています。必要としている方に届けられてい る実感があり、「導入して本当によかった」と感じています。

ヘルメット治療の効果はいかがですか

実際に治療を始めてみると、親御さんの反応は本当にさまざ までした。頻繁にご連絡をくださる方もいれば、落ち着いた気持ちで見守ってくださる方もいて、それぞれのスタンスでお子さんのことを真剣に考えておられるのが伝わってきます。最近では、治療についてご相談いただく方が増えています。

診療の流れを教えてください

基本的にはお電話でご予約をいただき、受診のタイミングは 生後3か月頃からとしています。3か月健診などで頭のかたちが気になる場合は、院内の専用カメラでお子さんの頭部を撮影し、データを解析。次回の予防 専用外来で対応しています。 接種時に結果をご説明するか、お急ぎの方には火曜・木曜の 遠方の方には、必要に応じて電話で結果をお伝えすることもあります。たとえば「軽症でした」「ヘルメット治療の必要はありません」といったお話をして安心していただけるようにしています。 ご来院いただいた方には、3Dで組み上げた頭部画像をモニターに映しながら、「右と左で差がありますね」「ここが少し歪んでいます」といった具体的な説明を行っています。また、月齢が3か月未満のお子さんには、タミータイム(うつぶ せ遊び)などの予防的なケアについても、お話しするようにしています。

他にどんな取り組みをしていますか

頭のかたちの問題に限らず、一般的な小児科診療やアレル ギー治療にも力を入れています。開業医として地域に貢献したいという思いで始めましたので、お子さんのことで気になることがあれば、軽い気持ちで相談していただければと思います。

読者の方へのメッセージをお願いします

お子さんの頭のかたちが気になる方は、どうぞ一人で悩まず にご相談ください。これまでの経験をもとに、丁寧に診させて いただきます。 頭のかたちに限らず、育児の中で「ちょっと気になるな」と思う ことがあれば、いつでも気軽にお越しください。 クリニックは、決して怖い場所ではありません。私たちは「子供たちにとって優しいクリニック」を目指しています。 子どもたちにとってはもちろんのこと、地域の皆さんにとって、 少しでも安心できる場所になれるよう、スタッフ一同あたたかくお迎えします。

ヘルメット治療について

治療の流れ

頭のかたちが気になる場合は、院内の専用カメラでお子さんの頭部を撮影し、データを解析

費用

32万円(税込)

診察日時

火曜、木曜の午前中(予約制)

予約

電話にて予約を受け付けております。

相談窓口

0968-64-5511

アクセス

電車・バスでお越しの方: 大谷(バス)から徒歩10分

お車でお越しの方: グリーンランド方面より車で3分

公開日2025年8月18日

「また行きたい」と思えるクリニックの頭のかたち外来とは?開業15年の小児科医が大切にする地域医療

くどう小児科クリニック
工藤 弘志先生
「くどう小児科クリニック」は、地域の子どもたちの成長をあたたかく見守りながら、親御さんが安心して過ごせる空間づくりを大切にしています。お子さまにも親御さんにも寄り添った診療を心がける工藤院長に、小児科への想いや、クリニックの取り組み、ヘルメット治療についてお話を伺いました。

先生のご経歴を教えていただけますか

熊本大学医学部を卒業後、同大学の小児科医局に所属し、地域の関連病院での診療を経験しました。そのなかで、荒尾市民病院(現在の荒尾市立有明医療センター)で小児科医が医局から引き上げることになり、「小児科がなくなるのは困る」という地域の声が上がったことをきっかけに、開業を決意しました。千葉県出身ではありますが、熊本で開業したのが2010年。地域の皆さんに支えられ、おかげさまで今年で15年目を迎えます。

小児科を選んだ理由はありますか

子どもの頃は体が弱く、よく病院に通ったり、入院することもありました。そんなとき、いつも寄り添ってくれたのが小児科の先生でした。不安な中でかけてもらった言葉や、やさしい笑顔に何度も救われた経験が、「自分もこんなふうに誰かを支えられる医師になりたい」という思いにつながり、小児科医を志すきっかけになりました。

どんなクリニックを目指していますか

開業にあたって大切にしたのは、「子どもにとって優しいクリニック」であることでした 。病院が怖い場所ではなく、「また行きたいな」と思ってもらえるような、あたたかい雰囲気づくりを心がけています。親御さんにも安心していただけるよう、わかりやすい言葉で丁寧にご説明し、納得して帰っていただけるよう努めています。

クリニックのこだわりを教えてください

院内の空間づくりには特にこだわり、子どもたちがリラックスして過ごせる雰囲気を大切にしています。猫やうさぎなど 、親しみやすい動物のモチーフをあちこちに取り入れ、知育玩具も設置することで、病院らしさを和らげ、「また行きたい」と思ってもらえるような場所を目指しました。設計で特にこだわったのは、できるだけ多くの個室を確保することでした。小児科では感染症対策が欠かせないうえ、保育園などで同じクラスのお子さん同士が鉢合わせしないよう、プライバシーにも配慮しています。回遊式の動線を取り入れ、カーテンで仕切ることで最大10か 所ほどの個室を確保できるようにしました。診察では、子どもたちとのちょっとした会話を大切にしています。 「こんにちは」「ご飯食べてきた?」「今日はどう?」 といった 声かけを通して、人見知りのお子さんでも少しずつ安心してもらえるよう心がけています。また、親御さんにも「家では遊んでいますか?」「食欲はありますか?」などの質問を通して、診察だけ では見えにくい日常の様子を把握するよう努めています。

頭のかたち外来を始めたきっかけは何ですか

以前から、頭のかたちが気になるというご相談は多く、中には久留米まで治療に通おうと考えているご家庭もありました。「自分のクリニックでも対応できれば、親御さんの負担を少しでも減らせるのでは」と思っていたところ、小児科学会でベ ビーバンドの展示を見かけました。 通院のしやすさだけでなく、地域の皆さんにも提供しやすい治療法と考え、導入を決めました。実際に情報発信を始めると、お電話をいただくようになり、受 診される方も増えています。必要としている方に届けられてい る実感があり、「導入して本当によかった」と感じています。

ヘルメット治療の効果はいかがですか

実際に治療を始めてみると、親御さんの反応は本当にさまざ までした。頻繁にご連絡をくださる方もいれば、落ち着いた気持ちで見守ってくださる方もいて、それぞれのスタンスでお子さんのことを真剣に考えておられるのが伝わってきます。最近では、治療についてご相談いただく方が増えています。

診療の流れを教えてください

基本的にはお電話でご予約をいただき、受診のタイミングは 生後3か月頃からとしています。3か月健診などで頭のかたちが気になる場合は、院内の専用カメラでお子さんの頭部を撮影し、データを解析。次回の予防 専用外来で対応しています。 接種時に結果をご説明するか、お急ぎの方には火曜・木曜の 遠方の方には、必要に応じて電話で結果をお伝えすることもあります。たとえば「軽症でした」「ヘルメット治療の必要はありません」といったお話をして安心していただけるようにしています。 ご来院いただいた方には、3Dで組み上げた頭部画像をモニターに映しながら、「右と左で差がありますね」「ここが少し歪んでいます」といった具体的な説明を行っています。また、月齢が3か月未満のお子さんには、タミータイム(うつぶ せ遊び)などの予防的なケアについても、お話しするようにしています。

他にどんな取り組みをしていますか

頭のかたちの問題に限らず、一般的な小児科診療やアレル ギー治療にも力を入れています。開業医として地域に貢献したいという思いで始めましたので、お子さんのことで気になることがあれば、軽い気持ちで相談していただければと思います。

読者の方へのメッセージをお願いします

お子さんの頭のかたちが気になる方は、どうぞ一人で悩まず にご相談ください。これまでの経験をもとに、丁寧に診させて いただきます。 頭のかたちに限らず、育児の中で「ちょっと気になるな」と思う ことがあれば、いつでも気軽にお越しください。 クリニックは、決して怖い場所ではありません。私たちは「子供たちにとって優しいクリニック」を目指しています。 子どもたちにとってはもちろんのこと、地域の皆さんにとって、 少しでも安心できる場所になれるよう、スタッフ一同あたたかくお迎えします。

ヘルメット治療について

治療の流れ

頭のかたちが気になる場合は、院内の専用カメラでお子さんの頭部を撮影し、データを解析

費用

32万円(税込)

診察日時

火曜、木曜の午前中(予約制)

予約

電話にて予約を受け付けております。

相談窓口

0968-64-5511

アクセス

電車・バスでお越しの方: 大谷(バス)から徒歩10分

お車でお越しの方: グリーンランド方面より車で3分