公開日2025年11月17日

「相談だけでも大丈夫」小児科医が語る赤ちゃんの頭のかたち外来|親御さんの選択を尊重する診療姿勢

祇園ふたばこどもクリニック
木村 健秀先生
「祇園ふたばこどもクリニック」はふたばのように日々どんどん成長しているお子様のために、病気の可能性を最小限にし、身体と心の苦痛を取り除くことで母子の健やかな成長をサポートしています。今回は、広島で頭の形外来を開設し、多くの赤ちゃんの治療に携わっている祇園ふたばこどもクリニックの木村健秀院長にお話を伺いました。

先生のご経歴を教えていただけますか

私は岩国市で生まれ育ち、岡山大学医学部を卒業後は、複 数の病院で小児科医として勤務し、現在は、祇園ふたばこどもクリニックを開業して11年目を迎えています。 医師の道を選んだのは、将来の進路を模索する中で、この仕事が持つ大きなやりがいと使命感に気づかされたからで す。小児科を専門に選んだのは、学生時代の実習で、小さなお子さんたちと直接触れ合う機会に恵まれ、その純粋さ、ひたむきさに心を動かされた経験が大きかったためです。 また、お子さんの病気は、適切な治療によって劇的に回復するケースが多く、その成長を見守り、回復を支援することに、 何物にも代えがたい喜びと深いやりがいを感じたことが、私の小児科医としての原点となっています。

クリニックの特徴を教えてください

お子さんもそうですが、特に親御さんとコミュニケーション を取ることが多いので、親御さんの話をよく聞いて、親御さ んの立場に立っての診療を心がけています。 勤務医として長年、赤ちゃんの診療に深く携わってまいりました。小児科の中でも特に新生児から乳幼児期の赤ちゃん に焦点を当てた診療を行っております。生後1ヶ月健診や、生 後2ヶ月から始まる予防接種はもちろんのこと、親御さんが抱える育児に関する様々な不安や疑問にも、真摯に耳を傾 け、寄り添いながらきめ細やかな診療を心がけています。 開業のきっかけについては、これまでの経験を振り返り、大学病院などの大規模な医療機関では、専門性の高い高度な 治療が不可欠であると同時に、地域に根ざした身近な医療 の重要性も強く感じておりました。そのような背景もあり、地域のかかりつけ医として、より患者様一人ひとりに寄り添い、地域全体の健康増進に貢献したいという思いが、日増しに大きくなっていき開業にいたりました。

頭の形相談を始めたきっかけを教えてください

ヘルメット治療という選択肢は、数年前まで日本ではほとんど知られていない治療法でした私自身も、赤ちゃんの頭の形の治療するという考え方自体がありませんでした 。しかし、この治療法が海外で始まり、徐々に日本でも導入されるよう になり、学会などでその存在を知る機会がありました。「こんな治療法もあるのか」と、最初は驚きをもって受け止めたことを覚えています。正直なところ、当初は「本当にこんな治療が必要なのだろう か?」という疑問が先行しました。しかし、深く掘り下げて勉 強してみると、頭の形に悩む患者さん、特に保護者の方々が 抱える精神的な負担や不安がいかに大きいかを知りました。 多くの保護者の方が、赤ちゃんの頭の形について漠然とした不安を抱えながらも、どこに相談すれば良いのか、どのような選択肢があるのかを知らないまま過ごしている現状も目の当たりにしました。そうした中で、この治療の選択肢を 提示することが、患者さんご本人だけでなく、そのご家族の 精神的な安寧にも繋がるのではないか、と考えるようになりました。ヘルメット治療が導入される前から、健診などで赤ちゃんの 頭の形について心配される親御さんは多くいらっしゃいました。そして、ヘルメット治療の導入が始まってからも、頭の形に関する相談は以前にも増して増加しました。 これは、親御さんの意識の高まりと、ヘルメット治療という選択肢ができたことによるものと考えています。

診療を始めてみていかがですか

ご来院される患者さんは多岐にわたります。3D撮影で頭の 形を測定し、結果にご安心されてそのまま終了される方もいらっしゃれば、中にはご相談にお越しになる前から「この子の頭の形を何とかしてあげたい。必ず治療を受けさせたい」と強い決意を胸に秘めて来院される方もいらっしゃいます。 最近では、インターネットでヘルメット治療について事前に詳しくお調べになってから来院される方が増えています。 まずは現状把握のために測定のみを希望される方もいれば、最初からヘルメット治療を強く希望される方もいらっしゃいます。しかし、大抵の親御さんは、症状の度合いについて悩みを抱えており、その実態を知ることを第一の目的として来院され ます。測定結果が出た際には、「なるほど、そういうことだったのか」と納得された上で、最終的に治療の有無を親御さんが判断されます。

診療の流れを教えてください

初診ではまず、来院のきっかけや経緯をお伺いし、向き癖や絶壁などの確認をします。その後、5分程度の3D撮影を行 い、データ解析をし、治療の有無を判断します。 撮影自体は赤ちゃんがいい子にしていれば5分程度で終わります。赤ちゃんにほとんど負担がありません。

受診の方法を教えてください

予約は月・火・水・金の14時30分の枠で受け付けており、電話予約のみとなります。少し気になる程度でも大丈夫です。 ヘルメット治療は考えていないけど撮影したいという方もいらっしゃいますので、お気軽にご相談ください。

読者の方へのメッセージをお願いします

ヘルメット治療をしてもしなくても、どちらも正解です。ご両親で決められたことが、ヘルメットをしないと決めても、すると決めても、それが正解なのです。お子さんのことを考えて選ぶ結果でしたらどちらでも大丈夫です。ヘルメット治療をしなかったとしても良いのです。正解です。ヘルメット治療はしなければいけないものではありません。選択肢の1つに過ぎません。

ヘルメット治療について

治療の流れ

初診ではまず、来院のきっかけや経緯をお伺いし、向き癖や絶壁などの確認をします。 その後、5分程度の3D撮影を行い、データ解析をし、治療の有無を判断します。

費用

33万円(税込)

診察日時

月・火・水・金 14:30~

予約

電話にて予約を受け付けております。

相談窓口

082-871-7770

アクセス

電車・バスでお越しの方: 下祇園駅 下車 徒歩13分

お車でお越しの方: 県道38号 と 長束八木線から約12分

公開日2025年11月17日

「相談だけでも大丈夫」小児科医が語る赤ちゃんの頭のかたち外来|親御さんの選択を尊重する診療姿勢

祇園ふたばこどもクリニック
木村 健秀先生
「祇園ふたばこどもクリニック」はふたばのように日々どんどん成長しているお子様のために、病気の可能性を最小限にし、身体と心の苦痛を取り除くことで母子の健やかな成長をサポートしています。今回は、広島で頭の形外来を開設し、多くの赤ちゃんの治療に携わっている祇園ふたばこどもクリニックの木村健秀院長にお話を伺いました。

先生のご経歴を教えていただけますか

私は岩国市で生まれ育ち、岡山大学医学部を卒業後は、複 数の病院で小児科医として勤務し、現在は、祇園ふたばこどもクリニックを開業して11年目を迎えています。 医師の道を選んだのは、将来の進路を模索する中で、この仕事が持つ大きなやりがいと使命感に気づかされたからで す。小児科を専門に選んだのは、学生時代の実習で、小さなお子さんたちと直接触れ合う機会に恵まれ、その純粋さ、ひたむきさに心を動かされた経験が大きかったためです。 また、お子さんの病気は、適切な治療によって劇的に回復するケースが多く、その成長を見守り、回復を支援することに、 何物にも代えがたい喜びと深いやりがいを感じたことが、私の小児科医としての原点となっています。

クリニックの特徴を教えてください

お子さんもそうですが、特に親御さんとコミュニケーション を取ることが多いので、親御さんの話をよく聞いて、親御さ んの立場に立っての診療を心がけています。 勤務医として長年、赤ちゃんの診療に深く携わってまいりました。小児科の中でも特に新生児から乳幼児期の赤ちゃん に焦点を当てた診療を行っております。生後1ヶ月健診や、生 後2ヶ月から始まる予防接種はもちろんのこと、親御さんが抱える育児に関する様々な不安や疑問にも、真摯に耳を傾 け、寄り添いながらきめ細やかな診療を心がけています。 開業のきっかけについては、これまでの経験を振り返り、大学病院などの大規模な医療機関では、専門性の高い高度な 治療が不可欠であると同時に、地域に根ざした身近な医療 の重要性も強く感じておりました。そのような背景もあり、地域のかかりつけ医として、より患者様一人ひとりに寄り添い、地域全体の健康増進に貢献したいという思いが、日増しに大きくなっていき開業にいたりました。

頭の形相談を始めたきっかけを教えてください

ヘルメット治療という選択肢は、数年前まで日本ではほとんど知られていない治療法でした私自身も、赤ちゃんの頭の形の治療するという考え方自体がありませんでした 。しかし、この治療法が海外で始まり、徐々に日本でも導入されるよう になり、学会などでその存在を知る機会がありました。「こんな治療法もあるのか」と、最初は驚きをもって受け止めたことを覚えています。正直なところ、当初は「本当にこんな治療が必要なのだろう か?」という疑問が先行しました。しかし、深く掘り下げて勉 強してみると、頭の形に悩む患者さん、特に保護者の方々が 抱える精神的な負担や不安がいかに大きいかを知りました。 多くの保護者の方が、赤ちゃんの頭の形について漠然とした不安を抱えながらも、どこに相談すれば良いのか、どのような選択肢があるのかを知らないまま過ごしている現状も目の当たりにしました。そうした中で、この治療の選択肢を 提示することが、患者さんご本人だけでなく、そのご家族の 精神的な安寧にも繋がるのではないか、と考えるようになりました。ヘルメット治療が導入される前から、健診などで赤ちゃんの 頭の形について心配される親御さんは多くいらっしゃいました。そして、ヘルメット治療の導入が始まってからも、頭の形に関する相談は以前にも増して増加しました。 これは、親御さんの意識の高まりと、ヘルメット治療という選択肢ができたことによるものと考えています。

診療を始めてみていかがですか

ご来院される患者さんは多岐にわたります。3D撮影で頭の 形を測定し、結果にご安心されてそのまま終了される方もいらっしゃれば、中にはご相談にお越しになる前から「この子の頭の形を何とかしてあげたい。必ず治療を受けさせたい」と強い決意を胸に秘めて来院される方もいらっしゃいます。 最近では、インターネットでヘルメット治療について事前に詳しくお調べになってから来院される方が増えています。 まずは現状把握のために測定のみを希望される方もいれば、最初からヘルメット治療を強く希望される方もいらっしゃいます。しかし、大抵の親御さんは、症状の度合いについて悩みを抱えており、その実態を知ることを第一の目的として来院され ます。測定結果が出た際には、「なるほど、そういうことだったのか」と納得された上で、最終的に治療の有無を親御さんが判断されます。

診療の流れを教えてください

初診ではまず、来院のきっかけや経緯をお伺いし、向き癖や絶壁などの確認をします。その後、5分程度の3D撮影を行 い、データ解析をし、治療の有無を判断します。 撮影自体は赤ちゃんがいい子にしていれば5分程度で終わります。赤ちゃんにほとんど負担がありません。

受診の方法を教えてください

予約は月・火・水・金の14時30分の枠で受け付けており、電話予約のみとなります。少し気になる程度でも大丈夫です。 ヘルメット治療は考えていないけど撮影したいという方もいらっしゃいますので、お気軽にご相談ください。

読者の方へのメッセージをお願いします

ヘルメット治療をしてもしなくても、どちらも正解です。ご両親で決められたことが、ヘルメットをしないと決めても、すると決めても、それが正解なのです。お子さんのことを考えて選ぶ結果でしたらどちらでも大丈夫です。ヘルメット治療をしなかったとしても良いのです。正解です。ヘルメット治療はしなければいけないものではありません。選択肢の1つに過ぎません。

ヘルメット治療について

治療の流れ

初診ではまず、来院のきっかけや経緯をお伺いし、向き癖や絶壁などの確認をします。 その後、5分程度の3D撮影を行い、データ解析をし、治療の有無を判断します。

費用

33万円(税込)

診察日時

月・火・水・金 14:30~

予約

電話にて予約を受け付けております。

相談窓口

082-871-7770

アクセス

電車・バスでお越しの方: 下祇園駅 下車 徒歩13分

お車でお越しの方: 県道38号 と 長束八木線から約12分